平成25年、風しんが全国的に大流行し、その結果、先天性風疹症候群(妊娠初期の女性が感染すると、胎児に白内障、心疾患、難聴等の障害がおこる)の赤ちゃんの出生も報告されています。それだけでなく、先天性風疹症候群を心配して、中絶されたケースも多くあるようです。
風疹にかかる方の多くは30歳から40歳代の男性です。この世代の男性は過去に予防接種を受けていない方が多く、他の年代に比べ風しん抗体を持っていない方が多いのです。
風しんは数年ごとに流行を繰り返すため、今後も、繰り返し風しん患者が増加する可能性があります。
風疹の流行を予防するには、多くの人が予防接種を受けて、
抗体を持つ人が多くなるようにすることがなにより大切なのです。
そのため、風しん抗体検査の結果、風しん抗体が十分でなく
ワクチン接種が必要と判定された方に対し、
今年度から、予防接種費用の一部が助成されることになりました。
対象 高石市に住民票があり、風しん抗体検査の結果、
風しん抗体が十分でなくワクチン接種が必要であると判定された方のうち、
ア.妊娠を希望する女性
イ.妊娠を希望する女性の配偶者
ウ.妊娠している女性の配偶者
(注意)妊娠中の方、
麻しん風しん混合ワクチン又は風しんワクチンを2回接種している方、
風しんに罹患した方、
過去に麻しん風しんワクチン接種費用助成を受けた方、
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は除きます。
風疹抗体検査 予防接種を受ける前に、
風しん抗体の有無を調べる血液検査を受けてください。
※大阪府和泉保健所で行われていた、無料の抗体検査は
平成31年3月末で終了となりました。
予防接種が望まれる風疹抗体価
予防接種が必要とされる抗体検査の判断基準は次のとおりです。
HI法・・・・・HI価16倍以下
EIA法・・・EIA(IgG)価 8.0未満又は
国際単位 (1)30IU/ml未満 (2)45IU/ml未満
接種 麻しん風しん混合ワクチン(0.5ml)を1回接種
費用 麻しん風しん混合ワクチン接種3,000円
助成はお一人1回限りです。
実施場所
下記の医療機関で、抗体検査、予防接種を実施しています。
基本的には予約が必要です。
あらかじめ、確認の上受診してください。
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